2021-04-14 第204回国会 衆議院 外務委員会 第8号
○茂木国務大臣 ダーウィンの「種の起源」でありますが、そこで述べている生存競争、これは、例えばライオンとシマウマはどちらが強いか、こういう個体同士の弱肉強食の世界ではなくて、まさに、種(たね)である種(しゅ)、スピーシーズの環境への適応力、この話であると思っております。 この環境への適応力、たまたま生じた種の異変、それがその環境にとって有利であるか不利かによって生存が決まってくる。
○茂木国務大臣 ダーウィンの「種の起源」でありますが、そこで述べている生存競争、これは、例えばライオンとシマウマはどちらが強いか、こういう個体同士の弱肉強食の世界ではなくて、まさに、種(たね)である種(しゅ)、スピーシーズの環境への適応力、この話であると思っております。 この環境への適応力、たまたま生じた種の異変、それがその環境にとって有利であるか不利かによって生存が決まってくる。
これは私の専門分野の生物の進化が教えるところでありまして、生物が個体レベルで競争しているか、それとも種のレベルで競争しているかというと、圧倒的大部分は個体レベルで競争しておりまして、進化というのは決して種同士の競争ではなくて、個体同士の競争があるからいろいろな改良が起きるわけであります。種レベルの競争というのはむしろそれを邪魔するという面がございます。